まずは以下の例をご覧ください。
例
*** フォーマットを定義 ;
proc format;
value TEST1_ 1 - 3 = "1~3" other = "その他" ; run; *** フォーマット変換 ; data DT1; length X 8. Y $20.; do X=1 to 5; Y = put(X,TEST1_.); output; end; run;
|
FORMATプロシジャの部分でやっているのは、
proc format;
value TEST1_
1 - 3 = "1~3"
other = "その他"
;
run;
1~3 の値だったら、"1~3" というフォーマットをあて、
それ以外の値だったら、"その他" というフォーマットをあてるように定義しています。
このように範囲に対してフォーマットをあてることができます。
範囲の指定方法は以下のようなものがあります。
指定例 | 意味 | 解説 |
1, 2, 3 | 1 or 2 or 3 | 「,」で区切って含める値を指定 |
1-10 | 1~10 | 「-」で範囲を指定 |
low-10 | 10以下 | 「low」は欠損値以外の最小値という意味になる |
1-high | 1以上 | 「high」は欠損値以外の最大値という意味になる |
1-<10 | 1以上,10未満 | 「<」で「未満」や「超」の意味を持たせることができる。 例えば、以下のような感じ。 1 -< 10 = "1以上,10未満" 1 <- 10 = "1超,10以下" 1 <-< 10 = "1超,10未満" |
other | その他 | いずれの条件にも一致しない場合のFORMAT値を指定 例えば、フォーマットの指定で、 1 - 3 = "1~3" other = "その他" とすると、1~3以外の値に"その他"を割り当てます。 |
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