2017年11月20日月曜日

共有マクロを作る【MSTORED, SASMSTORE編】



以前、共有マクロについて、以下の記事を書きました。
共有マクロをつくって、プログラミングを効率的にする1


上の記事では、「sasautos=」を使ってマクロプログラムを呼び出す方法を紹介しました。
今回は、「sasmstore=」を使ってコンパイル済みのマクロを呼び出す方法を紹介します。





コンパイルしたマクロを保存する構文

options mstored sasmstore=コンパイルしたマクロを格納するライブラリ;

%macro マクロ名 / store;
  マクロの中身;
%mend;


store」をつけたマクロは、「sasmstore=」に指定したライブラリに保存されます。






libname mymac "C:\MyMacro";
options mstored sasmstore=mymac;

%macro test1 / store;
  data aa;
  run;
%mend;

%macro test2 / store;
  data bb;
  run;
%mend;

C:\MyMacro の中に、コンパイルしたマクロ test1, test2 を格納しています。
(マクロの中身は適当)



ではここで、一旦SASを再起動します。
普通はSASを閉じるとマクロも消えてしまいますが、上のように保存したマクロは mstored・sasmstore=オプションを指定するだけで、また使えるようになります。

libname mymac "C:\MyMacro";
options mstored sasmstore=mymac;

%test1;



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